横浜観光研究アライアンスについて
日本の観光業は国際化の波に乗り、急速に変化しています。しかし、関東地域では観光研究の国際化が遅れており、新たな取り組みが求められています。横浜を中心とする我々のアライアンスは、この課題に立ち向かうために生まれました。
当アライアンスは、世界的な視野を持つ観光研究を推進し、横浜を含む関東地域の観光資源を最大限に活用し、国際的な観光交流を活性化することを理念としています。
毎年恒例の「横浜国際観光研究セミナー」Yokohama International Tourism-Research Seminar(以下YITRS)を開催します。このセミナーは、国内外の観光研究者、業界関係者を集めて、最新の研究成果や業界動向を共有し、討論する場となります。
海外の著名な研究者を招聘して特別講演やワークショプを行い、参加者に世界の最先端の観光研究を紹介します。また、日本の研究者も自国の研究成果を発表し、国際交流を深める機会を提供します。
2024.11.27 「メガイベントと世界的なトレンドを理解する」ー都市とメガイベントの関係はどうあるべきか
横浜市内や関東圏の観光地を対象として、具体的な研究プロジェクトを立ち上げます。例えば、観光客の行動分析、地域の文化資源の観光化、サステイナブルな観光開発などのテーマで、現地調査やデータ収集を行い、実用的な研究成果を出します。
人流データやビッグデータを活用して、観光客の動向を詳細に分析し、業界に有益な情報を提供します。これにより、観光企業や行政機関がより効果的な施策を立案することができます。
若手の観光研究者を支援して、国際的な研究活動に参加できるようにします。奨学金や研究補助金を提供したり、海外研修の機会を設けたりして、次世代の人材を育成します。
観光業界との密接な連携を図り、実務者と研究者が交流し合う場を設けます。これにより、研究成果が実際の業務に反映されるとともに、業界からの課題や要望が研究活動に反映される良性循環を形成します。
当アライアンスは、将来的には横浜を世界的な観光研究のハブとして位置付けることを目指しています。国内外の研究者や業界関係者が集まり、新しい知識や技術が生まれる場所となり、それが横浜の観光業の更なる発展を促すことを期待しています。また、アライアンスの活動を通じて、関東地域全体の観光研究と産業の活性化を図り、日本の国際的な観光競争力を向上させることを目指します。